• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 実施状況報告書

訪問看護ステーションと自治体との連携を強化するための研修プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K11047
研究機関岩手県立大学

研究代表者

工藤 朋子  岩手県立大学, 看護学部, 教授 (50305265)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード訪問看護情報提供書 / 地域連携 / ケアマネジメント / 研修プログラム
研究実績の概要

訪問看護師を対象とする、訪問看護ステーションと自治体の連携を強化するための「研修プログラム」案について、本学部の実習施設指導者(訪問看護ステーション管理者)、学外講師(地域包括支援センター保健師)、保健所保健師の実務経験がある教員、各1名から意見をうかがい、グループワークの内容を再検討した。具体的には、当初はグループ討議の視点を「自治体保健福祉部門保健師、地域包括支援センター看護職と訪問看護師の連携を強化していくためには」としていたが、令和2年度に実施した調査結果に基づき、(自治体からの求めはないが、連携する必要性を感じている)難病療養者、精神疾患療養者、認知症療養者、医療的ケア児など、療養者の疾患・状態別に連携強化を検討する内容に修正した。令和4年度は、研修プログラム案の内容を精選し、研修会を実施する予定であったが、実施には至らなかった。
また、研究者が大会長として参画する、令和5年度開催予定の看護系学会学術集会に向けて、これまでの調査結果と考案した研修プログラムを基に、学術集会の内容を検討・企画した。学術集会テーマを「地域包括ケアを担う看護職の人材育成」とし、これまでの研究成果の一部を組み込むように、学術集会の準備を進めている。学術集会参加者は、主に病院の看護職、看護基礎教育機関の教員、地域で働く看護職、看護学生であるため、看看連携の充実について各参加者の立場で考えるきっかけとなることが期待できる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

理由
本務の教育・地域貢献活動と研究推進の調整を図ることができなかった。研修会の対象となる訪問看護師側も、他の様々な研修会があり(遠隔配信含む)、日程調整が難しい状況であった。令和3年度の進捗状況を「やや遅れている」としていたが、進展させることができなかったため「遅れている」と評価した。

今後の研究の推進方策

訪問看護師を対象とする研修会を実施し、プログラムを評価する。対面での演習に拘っていた部分があるため、遠隔配信による研修会も検討する。また、令和3年度に学会発表した「訪問看護情報提供書の記載に関する実態調査」について、関連学会誌に投稿する。

次年度使用額が生じた理由

令和4年度に計画していた研修会を実施しなかったため、コピー用紙等消耗品の支出が無かった。次年度実施予定の研修会開催、論文投稿において、通信費、学会誌への投稿料、ネイティブチェック料金等を使用する予定である。

URL: 

公開日: 2023-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi