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2020 年度 実施状況報告書

安定した在宅療養生活の継続に向けた外来看護職のマネジメント力強化プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K11053
研究機関山梨県立大学

研究代表者

泉宗 美恵  山梨県立大学, 看護学部, 准教授 (40468228)

研究分担者 佐藤 悦子  山梨県立大学, 看護学部, 教授 (40279899)
依田 純子  山梨県立大学, 看護学部, 准教授 (60279908)
横内 理乃  山梨県立大学, 看護学部, 講師 (80811661)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード外来看護 / 在宅療養支援 / マネジメント / 教育支援プログラム
研究実績の概要

2020年度は、1.先駆的な取り組みを実践している全国3か所(北海道,茨城,東京)での、前向き質的調査を行い、在宅療養支援(症状緩和ケア・セルフケア支援・意思決定支援・家族支援)マネジメントに必要な支援内容を構造化し、調査表を作成、2.外来における在宅療養支援マネジメント実践力の実態を把握するための横断調査を計画した。以下に、具体的に記載する。
1.質的調査は、外来の在宅療養支援部門に複数のエキスパートナースを配置し、在宅療養支援マネジメントの強化を図っている病院(東京・神奈川)の外来看護職4名にインタビュー調査を実施した。北海道・茨城については、COVIT-19 の感染拡大により中止した。収集した質的データからは、在宅療養支援マネジメントの内容として、【本人が納得した治療を選択できるための意思決定支援】【病状予測をふまえた医療体制の調整】【医療的ケア児の在宅療養体制の調整】【家族の協力体制をつくるための支援】【関係機関との連携によりサービスにつなげるための調整】【終末期を安心して過ごすための支援体制の調整】等8つのカテゴリーが抽出された。但し、今回の分析データは、地域的な偏りも考えられることから、今後さらに調査中止となった地域においても実施し、データを加えて、外来における在宅療養支援に必要な支援内容を構造化し、調査表を作成する。
2.横断調査については、1の質的調査がCOVIT-19の影響で調査表作成に至らなかったため、見合わせたが、今後は、外来における在宅療養支援マネジメント実践力の実態を把握するための量的調査を実施していく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

外来の在宅療養支援に関する先駆的取り組みを実践している全国3か所で、病院の外来看護職を対象に、前向き質的調査を予定していたが、COVIT-19の感染拡大による医療機関の混乱が生じ、当初予定して3か所のうち、実施できたのは1地域のみであった。そのため、
データ収集・分析が十分でないことから、調査表の作成に至らず、横断調査が実施できなかった。

今後の研究の推進方策

先駆的取り組みを実践している病院の外来看護職を対象としたインタビュー調査は、COVIT-19の感染拡大の状況を見極め、当初の予定とは異なる地域での調査、あるいはリモートによる実施を検討する。
また、外来における在宅療養支援マネジメント実践力の実態を把握するための横断調査については、全国調査を予定していたが、COVIT-19の感染拡大の状況を見極め、対象地域を限定して実施することを検討する。

次年度使用額が生じた理由

COVIT-19の感染拡大による医療機関の混乱状況から、予定していた病院での外来看護職を対象とするインタビュー調査、および全国の病院を対象とする大規模質問紙調査を実施することができず、次年度使用額が生じた。
COVIT-19の感染拡大、収束状況を見極めながら、2021年度にこのインタビュー調査、および質問紙調査を実施する予定である。

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公開日: 2021-12-27  

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