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2021 年度 実施状況報告書

透析患者の主体的自己管理行動を支援するヘルスコミュニケーションモデル開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K11080
研究機関福岡国際医療福祉大学

研究代表者

岩倉 真由美  福岡国際医療福祉大学, 看護学部, 助教 (70743748)

研究分担者 梅本 直子  福岡国際医療福祉大学, 看護学部, 准教授 (10390311)
岩木 三保  九州大学, 医学研究院, 講師 (10611345)
楠葉 洋子  福岡国際医療福祉大学, 看護学部, 教授 (90315193)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード透析看護 / ヘルスコミュニケーション / ヘルスリテラシー / セルフマネジメント支援
研究実績の概要

血液透析患者のセルフマネジメントは、安全かつ安定した透析治療や療養生活の質に大きく影響する。このため、患者は治療や疾患・治療による合併症の予防、症状への対処など自身の個別状況に合わせた知識や技術を学び、自身の生活に取り入れ、セルフマネジメントする必要がある。患者のセルフマネジメントにおける課題として、透析導入年齢の高齢化、透析導入に至った基礎疾患治療の経過とそこでの教育的介入状況、自己調整学習の多様性などが挙げられる。よって、医療者による血液透析患者へのセルフマネジメント支援には、「どのような患者」に「どのような情報を伝えるか」というヘルスコミュニケーション方略が重要となる。
本研究は、高齢透析患者が自律して行うセルフマネジメントを支援するためのヘルスコミュニケーションモデル開発を目的としている。2020年度、第1段階として、高齢血液透析患者を対象とした面接調査を行う予定であったがCOVID-19による施設立ち入り制限等によって面接調査が困難な状況となった。よって、ヘルスコミュニケーションに関する文献検討を行い、第1段階の面接調査の内容を再度検討した結果、高齢血液透析患者の療養生活におけるヘルスリテラシーを明らかにすることとした。2021年9月より面接調査を行っていたが、2022年1月にCOVID-19の第6波の状況を鑑み、現在13名の方への面接調査を終了し、面接を中断している状況である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2020年度に実施予定であった第1段階について、文献検討に基づき調査内容を明確化し、2021年9月より面接調査を行っていた。しかし、2022年1月のCOVID-19第6波の影響によって、研究者所属機関に複数の陽性者が発生したことを受け、研究協力者の安全確保を目的として研究への同意を受けている研究協力者への面接調査を中断している状況である。

今後の研究の推進方策

予定している研究協力者への面接の日程調整について、COVID-19の状況を見ながら施設責任者と相談しており、2022年6月までに終了する予定としている。

次年度使用額が生じた理由

参加予定の学会がオンライン開催となったため、予定していた旅費を使用しなかった。また、COVID-19の影響によって研究が遅延した分、データ化のための予算を使用しなかった。今後、データ化及び計画に準じたデータ解析等に使用する予定である。

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公開日: 2022-12-28  

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