研究課題/領域番号 |
20K11085
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
宇田 優子 新潟医療福祉大学, 看護学部, 教授 (70597690)
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研究分担者 |
稲垣 千文 新潟医療福祉大学, 看護学部, 講師 (10645716)
木下 直彦 新潟医療福祉大学, 医療経営管理学部, 准教授 (50734232)
石塚 敏子 新潟医療福祉大学, 看護学部, 講師 (80339944)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 外来看護 / 災害 / 備え支援 / 神経難病 |
研究実績の概要 |
2020年度は1年目であった。研究目的は「ADLがある程度自立してセルフケア能力を有するパーキンソン病患者を対象に外来看護で可能な『災害備え』を促進する看護支援プログラムの開発である。研究計画では1年目に災害備えに消極的なパーキンソン病患者へ水害・地震対策の両方から聞き取り調査を10人程度計画していた。しかしコロナ感染症流行による緊急事態宣言の全国発令等により、計画は停滞ぎみとなった。聞き取り調査は2020年度に3件実施しており、現在、逐語録として分析中である。医療機関(病院)の外来看護師による備え支援の可能性については、科研課題26463542により調査済み、診療所調査は2019年度に調査済みのため、それらを統合しながら研究を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2020年はコロナ感染症が流行して対策が世界中で求められた。研究対象は神経難病患者であり、研究する場の一部は医療機関であったため、研究立ち入りができなかった。患者へも対面調査の制限があり、リモートも高齢患者には難しいため進捗は難しかった。
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今後の研究の推進方策 |
1,2021年度は神経難病患者対象の水害も含めた「災害備え度自己診断シート」の原案作成を患者会の協力の下で行う。(コロナ禍のため協力が得られた場合) 2,医療機関(病院及び診療所)の外来看護機能について不足している部分の再調査を計画、実施する。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍による研究の進捗が遅れたため。2021年度にコロナ感染状況をみながら、可能な範囲で患者団体や医療機関の調査を実施し、そのための経費に充てる。
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