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2023 年度 実績報告書

地域密着型特別養護老人ホームのリテンション・マネジメント尺度開発と職場継続意向

研究課題

研究課題/領域番号 20K11087
研究機関中部大学

研究代表者

緒形 明美  中部大学, 生命健康科学部, 講師 (80740696)

研究分担者 藤原 奈佳子  人間環境大学, 看護学部, 教授 (30178032)
小木曽 加奈子  岐阜大学, 医学部, 准教授 (40465860)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード地域密着特別養護老人ホーム / 職場環境 / 看護職 / 介護職 / 尺度開発
研究実績の概要

本年度は、これまでの研究成果をもとにして「高齢者ケアの場における魅力ある職場づくり」というタイトルでシンポジウムを開催した。シンポジウムでは、地域密着型特別養護老人ホームの施設長および生活相談員、有料老人ホーム・グループホーム等の福祉事業を手掛けるソーシャルデザイン企業のマネージャーの計3名のシンポジストを招聘した。それぞれのシンポジストから、魅力ある職場とは、すなわち魅力ある施設管理者であるということが伝わる内容の紹介があった。これまでの高齢者施設を対象とした研究においても、職員を惹きつける職場運営に、施設管理者のリーダシップの重要性が示唆されている。働きやすく魅力ある施設運営には、施設管理者の果たす役割が重要であり、施設管理者の職員に対する影響が大きいことが再認識できた。施設管理者には仕事・介護・福祉に対する熱意と真摯な姿勢、職員を大切にする深い思いを持ち合わせることが求められている。その管理下でこそ職員は、自分らしく利用者の生活の質向上に寄与するケア実践ができるのではないかと考えられた。
さらに、魅力ある職場つくりには、管理者側からのトップダウンのみならず、働く側からのボトムアップの意思・情報の流れも見える運営にしていくことが必要である。魅力ある職場は、管理者側と働く側がいかにして働きやすい職場としていくか、両者の意見を反映させつくりあげていくことが求められるといえる。これまでの知見を活かし、今後は継続した取組として、現場に直接変化をもたらす手法で研究を推進していく必要性が示唆された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2024

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 地域密着型特別養護老人ホームにおける魅力ある職場づくりのためのリテンションマネジメント評価尺度の開発2024

    • 著者名/発表者名
      緒形明美、小木曽加奈子、藤原奈佳子
    • 雑誌名

      日本看護研究学会雑誌

      巻: 46 ページ: in press

  • [雑誌論文] 「高齢者ケアの場における魅力ある職場づくり」シンポジウム2024

    • 著者名/発表者名
      緒形明美、三井克哉、淺野優治、大道陽介
    • 雑誌名

      福祉と看護の研究誌

      巻: 11 ページ: in press

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公開日: 2024-12-25  

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