研究課題/領域番号 |
20K11089
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研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
小堀 栄子 摂南大学, 看護学部, 教授 (00422931)
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研究分担者 |
水元 芳 中村学園大学, 栄養科学部, 教授 (20581630)
野末 みほ 常葉大学, 健康プロデュース学部, 准教授 (20421836)
硲野 佐也香 松本大学, 人間健康学部, 助手 (70237915)
前田 祐子 京都大学, 医学研究科, 講師 (30378749)
鎌田 佳奈美 摂南大学, 看護学部, 教授 (30252703)
福田 英輝 国立保健医療科学院, その他部局等, 統括研究官 (70294064)
三浦 宏子 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (10183625)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 外国人 / 日本在住タイ人 / 健康 / 生活習慣 / インターネット調査 / 横断研究 / 縦断(コホート)研究 |
研究実績の概要 |
本年度は、次年度開始予定のコホート研究(縦断研究)の参加者のリクルートと、タイ在住および日本在住のタイ人を対象とする食物摂取頻度調査を実施予定であった。 しかし、新型コロナウイルス感染症の日本での流行により、これらの実施の前提であった既存研究(毎年継続実施してきたフィールドでの質問票調査)の継続実施ができなかったため、当初の計画通りには進まなかった。 また、新型コロナウイルス感染症の世界的流行によってタイへの渡航が制限されたため、タイ在住のタイ人を対象とした食物摂取頻度調査についても実施することができず、これについても当初の計画通りには進まなかった。 計画していた調査ができなくなる一方で、感染症流行下でも実施可能であると考えられるインターネット調査の実施を計画し、準備を進めた。対象は日本在住のタイ人とし、研究目的は既存研究と同様に、生活習慣と生活習慣病リスクを明らかにすることとした。インターネット調査では、既存研究と同じ質問内容に加えて、歯科と栄養に関する質問も加えた。研究計画書を作成し、施設内倫理委員会の倫理審査に申請し、年度内に承認を得た。 今年度、新たに計画したインターネット調査は、既存研究や計画通り実施できなかった調査に代わるものではない。とくに既存研究と同じ研究目的であるものの、調査方法が変わったことで、回答者の特性が大きく異なることが予想されるからである。 しかし、感染症のパンデミックの収束見通しが立たない中、感染症流行下においても継続的な調査を可能にする方法を得たことは有用であった。実際に調査を行うのは新年度の予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の日本および世界での流行拡大により、コホート研究の参加者のリクルート、およびコホート研究実施に向けた日本在住のタイ人およびタイ在住のタイ人を対象とする食物摂取頻度調査を行うことができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
来年度は、既存研究の実施が可能であれば、1年遅れとはなるが、コホート研究の参加者のリクルート、および日本在住タイ人を対象とする食物摂取頻度調査を実施する。またタイへの渡航が可能であれば、タイ在住タイ人を対象とする食物摂取頻度調査を実施する。 一方、来年度も既存研究の実施見込みが立たない場合に備え、感染症流行下でも実施可能な研究方法を検討する。
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次年度使用額が生じた理由 |
本年度は、当初の調査を計画通り実施することができなかったため、旅費と人件費が未使用のままとなった。 来年度は、感染症流行が収束した場合に備え、当初の計画通りとする。
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