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2023 年度 実施状況報告書

変形性膝関節症患者の自己管理支援システム「膝いきいきプログラム」のパッケージ化

研究課題

研究課題/領域番号 20K11098
研究機関鳥取大学

研究代表者

谷村 千華  鳥取大学, 医学部, 教授 (90346346)

研究分担者 吉村 純子  鳥取大学, 医学部, 助教 (10757694)
徳嶋 靖子  岡山県立大学, 保健福祉学部, 准教授 (30548649)
松本 浩実  川崎医療福祉大学, リハビリテーション学部, 講師 (50810230)
萩野 浩  鳥取大学, 医学部, 教授 (80208412) [辞退]
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
キーワードセフルマネジメント / 膝OA / フレイル / QOL
研究実績の概要

令和3年度に、#1「膝いきいきプログラム」の学習教材(テキスト,動画教材、WEB版膝いきいき教室)と#2「膝いきいきプログラム」の運営・指導用ガイドを作成した。令和4年9月に#1の教材を用いた地域活動で「膝いきいき教室」のプレテストを実施した。参加者は31名、男性7名、女性24名であった。教室へのニーズとしては、「具体的な運動方法」「簡単な運動」「具体的な食事の取り方」が挙げられ、ニーズに沿ってプログラムを改善した。令和5年度も同様の教室を開催したが、研究活動には至っていない。また、令和5年度は本研究に関連した文献レビューとして、セルフマネジメントの概念分析を行い、学術論文として掲載された。本研究では、セルフマネジメントとは、「個人が自主的に目標や行動計画を立て、運動や栄養管理などの戦略に取り組み、資源を活用するだけでなく、医療従事者やその他の人々との協力を通じて、前向きに病いや虚弱と付き合っていくプロセス」と定義し、その概念に応じて再度プログラムの内容を検討した。令和5年度は介入研究のデザインを検討し、倫理審査に向けて研究計画書を作成し、令和6年度に介入を実施する予定である。介入は、対面コースとWeb版教室を希望した20名とし、評価項目は、セルフケア能力、生活上の困難、自己管理行動状況、痛み、身体機能(ロコチェック、握力、片足立ち)とし、測定は教室前と1ヶ月、3ヶ月後に実施する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

本研究では、大学業務や他のプロジェクトにより、研究に十分な時間を割けない制約があった。そのため、データ収集の範囲を狭め、介入研究のデザインは実施可能性を考慮したシングルアームのデザインを選択することとした。令和5年度は、倫理審査に向けた研究計画書を作成したので、令和6年度は教室運営の企画、調査を行う予定である。

今後の研究の推進方策

時間の制約といった課題があるが、大学業務の休日、祝日等に実施する。データ入力に関しては外部業者に委託し、分析については、統計学の専門家の協力を得て遂行する予定である。

次年度使用額が生じた理由

大学運営の業務のために研究計画の実施が遅れているため次年度使用額が生じた。令和6年度の膝いきいき教室運営のための物品購入と運営費、論文作成のための費用とする。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] A concept analysis of self-management of physical frailty2024

    • 著者名/発表者名
      Chika Tanimura
    • 雑誌名

      Yonago Acta Medica

      巻: 67 ページ: 1-13

    • DOI

      10.33160/yam.2024.05.007

    • 査読あり

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公開日: 2024-12-25  

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