研究課題/領域番号 |
20K11117
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
山本 大祐 関西医科大学, 看護学部, 助教 (10755820)
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研究分担者 |
井伊 久美子 香川県立保健医療大学, 保健医療学部, 学長 (70254472)
片山 陽子 香川県立保健医療大学, 保健医療学部, 教授 (30403778)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 看取り支援 / 中山間地域 / 訪問看護 |
研究実績の概要 |
本研究では、看取り支援を主導し提供できる訪問看護師の人材育成モデルを開発するため、以下の項目を段階的に進めていくことを計画している。①中山間地域の看取り支援の課題とニーズの検討、②中山間地域で継ぎ目の無い看取り支援を可能にするために必要な訪問看護師のマネジメント能力の抽出、③地域内の看護職が連携した看取り支援を学ぶ学習ツールの開発、④継ぎ目の無い看取り支援を可能にする訪問看護人材の育成モデルの考案 2020年度の当初の計画では、①医療資源の限られた中山間地域の看取り支援の課題とニーズの検討を実施していく予定であったが、新型コロナウィルス感染症の感染拡大により、十分なフィールドワークを行うことができなかったため、遠隔会議システムを用いた訪問看護師へのヒヤリング及び関連文献や資料の収集と整理、文献レビューを中心に実施し、中山間地域の看取り支援の課題とニーズの整理を行った。中山間地域では、医療資源が不足しており、若い世代が地域を離れている状況があるが、中山間地域で生活している高齢者のニーズとして、自分が暮らしている地域を離れず、最期まで地域で暮らし、生き続けたいと考えていることが明らかになった。中山間地域の訪問看護師へのヒヤリングにおいても、地域の高齢者夫婦や独居高齢者が増加しており、住民同士の支え合いも困難な地域が増えていることも明らかとなった。また、中山間地域においては住民が活用する医療資源は限られているため、自身の状況に合わせて資源を選択することができないことも明らかになった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2020年度は、新型コロナウィルス感染症の感染拡大による影響を大きく受けており、フィールドワーク及びインタビュー調査等の実施が困難であった。そのため、文献検討を中心に研究を進めているが、現地調査による看取り支援の課題抽出とニーズ整理が遅れており、当初の計画よりは遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウィルス感染症による感染状況が大きく研究実施に影響しているため、当初の予定を修正して研究実施を行う必要がある。特に、フィールドワークやインタビュー調査方法については、特に検討する必要がある。研究分担者とともに研究実施方法について協議し、円滑な研究実施方略を見いだし研究に取り組む。
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次年度使用額が生じた理由 |
2020年度は、新型コロナウィルス感染症の感染拡大に伴い、計画していたフィールドワーク等の出張ができなかったため残額が発生している。 2021年度も、新型コロナウィルス感染症の感染状況が同様に続くようならば、遠隔会議が円滑に行えるシステムの導入を計画する。
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