研究課題/領域番号 |
20K11119
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研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
足立 安正 摂南大学, 看護学部, 講師 (20708490)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 父親 / 乳児 / 育児 / 親性 / 社会的認知理論 / 自己効力感 / 育児家事行動 / オンラインプログラム |
研究実績の概要 |
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、集団形式で対面による演習を内容に盛り込んだ教育プログラムの実施が難しい状況であったため、2021年度に非対面式のオンラインで実施する内容のプログラムに修正した。 2022年度前半には、非対面式のオンラインプログラムに必要な教材としてオンラインで視聴できる動画を作成した。動画の内容は、母親が父親に日常的にしてほしい育児の内容に沿った「オムツ交換」「着替え」「調乳・授乳」「遊び方・関わり方」を取り上げ、それぞれ10~15分程度で作成した。また、研究機関において倫理審査を受け、承認を受けたのち研究協力機関(4か所の自治体と5か所の助産院)と対象者のリクルートの方法や時期について検討した。 2022年度後半には介入群にはオンラインプログラムを実施し、対照群には介入群と同じ時期に質問紙調査を実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
今般の新型コロナウイルス感染症拡大によって、対面形式によるプログラムの実施が困難になったためオンライン形式に変更した。そのため、2021年度にオンラインによる非対面式のプログラム内容に修正した。2022年度には、オンラインプログラムに必要な教材として動画を作成し、研究協力機関との調整のうえオンラインプログラムの実施を計画していた。研究協力機関として4か所の自治体の協力を受け、プログラムを実施し始めたものの、介入群において想定していた必要とするサンプル数が集まらず、5か所の助産院にも研究協力を依頼し、リクルートに協力いただけることとなった。そのため、プログラムの実施までは当初の計画どおり進捗していたものの、必要なサンプル数が集めるための調整やプログラムの実施回数を増やす必要がでてきたため進捗としてはやや遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
介入群において想定していた必要とするサンプル数が集まらず、研究協力機関を増やしてプログラムの実施をしている。当初の計画では2022年度中にプログラムの実施を終了する予定であったが、サンプル数を増やすために2023年度前半までは実施を継続する方向で研究協力機関とは調整できたため、このまま実施を継続する計画である。なお、2023年度後半は収集したデータを分析し、介入プログラムの効果を検証する。
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次年度使用額が生じた理由 |
プログラムの実施を2022年度中に終了する予定であったが、必要とするサンプル数が集まらなかったため、2023年度も引き続きプログラムの実施を計画している。そのため、プログラム実施に係る経費や資料等の作成、効果を検証するための質問紙調査の実施に係る経費、データの入力および分析に係る経費、学会発表等の結果の公表に係る経費の支出を計画している。
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