研究課題/領域番号 |
20K11121
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研究機関 | 福岡看護大学 |
研究代表者 |
宮坂 啓子 福岡看護大学, 看護学部, 講師 (40524814)
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研究分担者 |
宮園 真美 福岡看護大学, 看護学部, 教授 (10432907)
内藤 徹 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 教授 (10244782)
角森 輝美 福岡看護大学, 看護学部, 教授 (20807101)
森中 惠子 福岡看護大学, 看護学部, 准教授 (40592978)
町島 希美絵 福岡看護大学, 看護学部, 准教授 (90767443)
松尾 里香 福岡看護大学, 看護学部, 助教 (90455072)
山中 富 福岡看護大学, 看護学部, 助教 (30818521)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 仮設住宅生活者 / オーラルフレイル / サルコペニア / 高齢者 |
研究実績の概要 |
2020年度よりCOVID-19の影響下で全く調査は実施出来ていないが、今年度は以下の概要・目的で研究を実施していく予定である。 研究の概要、令和2年7月に熊本豪雨災害が発生し、未だに仮設住宅の入居者が2947人(令和4年4月1日 熊本県健康福祉政策すまい対策課)で多くは人吉・球磨村地域である。当時は緊急避難を余儀なくされ、被災者は入れ歯の紛失、当時は医者に行けず治療していないなどの理由からオーラルフレイルに陥っている者が多いと予測される。 また、口腔機能低下で全身の脆弱性や骨格筋量の低下の関連性について調査した研究は見られず、高齢者を対象に、オーラルフレイルとサルコペニアの関連性を明らかにし、被災後の長期支援の在り方について広く発信することができると考える。 研究の目的は超高齢社会となった我が国では、高齢者の全身の健康状態を向上させるために、予防重視型システムを導入し介護予防サービスとして口腔機能の向上を推進している。高齢者は知らないうちに食欲減退につながる危険性も高く身体的なサルコペニアの問題もあり、活動量や生活の質、食の質にまで影響を及ぼし、栄養摂取・バランス等の偏りも含めた食事内容も関係すると言われている。口腔の健康を保つことは、健康寿命の延伸と要介護状態でいる期間の短縮に寄与する可能性が示されており、今回の研究は仮設住宅で生活している高齢者が、オーラルフレイルの始まりに気づき、自らの口腔内健康を維持して様々な疾患の増悪を予防し、健康な生活を維持するという意識づけの動因になることが期待される。しかし仮設住宅で生活している高齢者の研究対象者について各機関と話し合いを重ねて、熊本県球磨郡球磨村役場 健康福祉課の協力が得られる状況で、6月までに現地に赴き大枠の研究概要を説明し研究協力して頂けれるようであれば、本学の倫理委員会の許可を経て、研究を進める予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
本年度もCOVID-19の影響で人を対象とする現地での調査はできなかった。また、県を跨いで移動が制限されて実施できていない。
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今後の研究の推進方策 |
仮設住宅で生活している高齢者の研究対象者について各機関と話し合いを重ねて、熊本県球磨郡球磨村役場 健康福祉課の協力が得られる状況で、6月までに現地に赴き大枠の研究概要を説明し研究協力して協力して頂けれるようであれば、本学の倫理委員会の許可を経て、研究を進める予定である
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次年度使用額が生じた理由 |
次年度は研究協力機関の目途もついたので、さまざまな申請許可がおりて、研究を実施していくための資金である。
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