研究課題
基盤研究(C)
仮設住宅で生活する高齢者のオーラルフレイルとサルコペニアの関係性を明らかにすることが本研究の目的であった。研究協力者の15名を対象に分析した。「フレイル合計点」を従属変数として、「オーラルフレイル合計点」「食事が楽しい」によって適合するモデルを認め、調整済み決定係数は0.519であった。被災し、仮設住宅で生活する高齢者には、オーラルフレイルのチエックや歯科指導の介入が重要と示唆された。
医歯薬学
口腔機能低下で全身の脆弱性や骨格筋量の低下の関連性について調査した研究は少ない。本研究は、災害に遭遇しその後も困難な生活を余儀なくされる仮設住宅で生活する高齢者を対象に、オーラルフレイルとフレイル・サルコペニアの関連性を明らかにし、被災者の長期支援の在り方について広く発信することができると考える。