研究課題/領域番号 |
20K11139
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 新潟青陵大学 |
研究代表者 |
上原 喜美子 新潟青陵大学, 看護学部, 教授 (40805298)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 中山間地 / 2型糖尿病 / 高齢者 / 在宅療養 / 医療資源不足 |
研究成果の概要 |
中山間地では、医療施設や人材等の医療資源の不足、公共交通機関の不足に直面し医療へのアクセスが難しい状況となっていた。特に2型糖尿病高齢者では、その病状の乏しさと症状出現の非定型性、運動・食習慣の変容困難、独居高齢者・老老世帯の増加、家族関係の調整が在宅療養を継続する上での障害要因となっていた。 現状は、保健・医療・福祉職の認識のずれと情報共有システムの未整備がある。このシステムの構築には、在宅療養支援に関わるすべての職種が中山間地特有の障害要因と課題を認識し、糖尿病のある高齢者と家族だけでなく当該地域で暮らす人々の関係が良好に保たれるよう、常に「顔の見える関係」を意識した関わりが重要である。
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自由記述の分野 |
慢性疾患看護
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
昨今では、医療過疎地への救済として遠隔医療システムなどが導入されはじめ便利さが協調されている。しかし、システムの中心となる対象者や支援者対策が充分ではなく、誰もが充分に使いこなせているわけではないことが明らかとなった。新システムや知見を取り入れながらも「顔の見える関係」を維持し、対象者も支援者も安心してその地域で住み続けられる方法を考えていくことが必要である。
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