研究課題/領域番号 |
20K11140
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
福田 守良 金沢医科大学, 看護学部, 助教 (90711094)
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研究分担者 |
森山 学 金沢医科大学, 金沢医科大学氷見市民病院, 教授 (50278131)
前田 修子 金沢医科大学, 看護学部, 教授 (70336600)
蘭 直美 金沢医科大学, 看護学部, 講師 (80761759)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 膀胱留置カテーテル / 介護職 / サービス付き高齢者住宅 / 訪問看護 / 在宅療養 / 多職種連携 |
研究実績の概要 |
本研究は、サービス付き高齢者住宅における介護者向け膀胱留置カテーテル管理連携システムの開発のための、アプリケーションの内容を検討し、アプリケーション(以下、本アプリ)を作成することである。本アプリを作成するにあたり、4段階の過程を想定している。1段階目は、サービス付き高齢者住宅における膀胱留置カテーテル管理の実態調査、2段階目は、サービス付き高齢者住宅における介護職のケア内容実施調査、3段階目は、本アプリ開発、4段階目は、作成した本アプリの評価である。 現時点で、1段階目の「サービス付き高齢者住宅における膀胱留置カテーテル管理の実態調査」は終了した。調査内容及び結果は以下のとおりである。2021年3月に、石川県介護事業所・生活関連情報検索ページに記載のあるサービス付き高齢者住宅54箇所と住宅型有料老人ホーム112箇所の合計166箇所の施設長もしくは管理者に対して、無記名自記式質問紙調査を実施した。調査内容は、施設概要と職員体制、医療的ケアの実施状況、膀胱留置カテーテルを必要とする入居者の受け入れ状況とした。調査用紙の返送は92箇所(回収率55.4%)であった。膀胱留置カテーテルを必要とする入居者有りは42箇所(47.7%)、平均2.16人であり、他の医療的ケアに比べ最も高い割合であった。入居者の膀胱留置カテーテル管理を施設職員が行っているのは38箇所(46.3%)であり、看護師・准看護師が行っているのは21箇所(58.3%)であった。本調査結果は、2021年8月26日より開催される第26回在宅ケア学会で口頭発表する予定である。 現在、2段階目であるサービス付き高齢者住宅における介護職のケア内容実施調査の倫理審査書類を作成中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
コロナウイルスの影響で、調査手法の検討をしたが、おおむね、予定通りの研究進捗状況であると思われる。
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今後の研究の推進方策 |
2021年度中に2段階目であるサービス付き高齢者住宅における介護職のケア内容実施調査、3段階目のアプリ開発を実施する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナウイルスの影響で学会参加費、旅費の使用がなかったため、未使用額が生じた。 2021年度はアプリ開発の費用に使用する。
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