研究課題/領域番号 |
20K11140
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
福田 守良 金沢医科大学, 看護学部, 講師 (90711094)
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研究分担者 |
森山 学 金沢医科大学, 金沢医科大学氷見市民病院, 教授 (50278131)
前田 修子 金沢医科大学, 看護学部, 教授 (70336600)
蘭 直美 金沢医科大学, 看護学部, 講師 (80761759)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | サービス付き高齢者向け住宅 / 膀胱留置カテーテル / ケアの専門家 / アプリ / プロトコール |
研究実績の概要 |
本研究は、サービス付き高齢者向け住宅において、電子版「介護職版長期膀胱留置カテーテル閉塞予防・対応プロトコール」を開発し、評価することを目的としていた。 2021年度、第1段階として、石川県内のサービス付き高齢者向け住宅において実態調査を行い、ケアの現状を把握した。 2022年8月より、石川県内の現在、膀胱留置カテーテル留置者を受け入れている実績のあるサービス付き高齢者向け住宅に勤務するケアの専門家(介護に携わる職員)を対象に調査を実施し、2022年12月に9名の調査が完了した。質問紙の結果を基に、サービス付き高齢者住宅におけるケアの専門家の膀胱留置カテーテルに関する観察項目を確認し、電子版「介護職版長期膀胱留置カテーテル閉塞予防・対応プロトコール」に必要な項目を抽出した。 2023年1月よりアプリ開発を業者に依頼し、アプリのプロトタイプが3月に完成した。2022年度中に、完成したアプリを再びサービス付き高齢者向け住宅に勤務するケアの専門家(介護に携わる職員)を対象にアプリが活用可能かどうか評価する予定であったが、コロナ禍による調査の遅延により、年度内で実施できなかった。 2023年に共同研究者間でアプリの使用を検証し、不具合、修正項目を抽出し、再度アプリ開発を業者に依頼し、アプリ機能の改良を実施した。2024年4月末より、サービス付き高齢者向け住宅に勤務するケアの専門家を対象に、完成したアプリの機能について調査を実施する予定である(倫理審査2024年3月末に承認)。研究目的は、サービス付き高齢者向け住宅のケアの専門家(介護職)が捉える「電子版本人・介護職のための膀胱留置カテーテル管理モニタリングツール」の有用性について評価することである。研究方法は、動画視聴後にアンケート調査を実施し、県内のサービス付き高齢者向け住宅に勤務するケアの専門家50名に実施する予定である。
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