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2021 年度 実施状況報告書

大洪水災害に対する看護系大学が果たす役割 ‐地域連携実践モデルの構築-

研究課題

研究課題/領域番号 20K11145
研究機関宝塚大学

研究代表者

國松 秀美  宝塚大学, 看護学部, 准教授 (30771860)

研究分担者 西田 真寿美  四天王寺大学, 看護学部, 教授 (70128065)
堀内 美由紀  奈良学園大学, 保健医療学部, 教授 (60453148)
宮本 純子  姫路大学, 看護学部, 准教授 (70794288)
増野 園惠  兵庫県立大学, 地域ケア開発研究所, 教授 (10316052)
臼井 千津  名古屋学芸大学, その他部局, 教授 (80223535)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード大洪水災害 / 看護系大学 / 地域連携 / 教員役割
研究実績の概要

看護系大学の実態調査を行うにあたり、国内の情勢がCOVID-19感染拡大により災害として捉え危機管理を強化する動きとなっており、COVID-19感染拡大以前の状況より災害に関する備えについて変化してきたのではないかと推察した。また、変異を繰り返しているCOVID-19の影響下により人々の生命、健康、生活、看護教育システムに大きな影響を与えている今日では、災害発生時と同様に地域連携を図ることが必要不可欠となったといえる。
そこで、日本看護系大学が取り組んでいる内容を精査した。2021年4月より災害時の教育継続支援に向けた情報共有と対応として、小ブロック(都道府県単位)制の支援を考えるブロック会議の開催が始まっている。さらに、この機会を契機に地域連携を前向きに考え始めた看護大学も多いのではないかと推察した。
各看護系大学の取り組みや参加の有無について調査を追加することとした。看護教員も困窮する医療現場や地域において、実習病院や宿泊療養施設での支援活動、ワクチン接種業務の従事などを経験し、地域貢献について考える機会になったと考え、教員の役割認識についても同時に追加調査することとし、質問紙を改訂し、完成に至った。
COVID-19感染拡大後の看護系大学の現状および看護教員の役割認識を調査することにより、感染拡大防止に関する連携の実態があれば、毎年日本のどこかの地域で発生する洪水災害の対応にについて災害時の連携も可能となり、地域の減災につながるといえる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

COVID-19感染拡大という災害と同じような経験をしたことにより、これまでの災害に関する認識とは違うことも考え、COVID-19感染拡大前と現在での看護系大学の備えの実態や看護教員の役割認識に関する調査を追加・修正した。また、インタビュー調査については現段階では被災地で行うことが難しい現状であり、すべて質問紙調査に切り替え実施することとした。さらに、COVID-19感染拡大防止に関する調査をオンライン調査に切り替える準備に時間を要した。

今後の研究の推進方策

COVID-19感染拡大に際して、被災地でのインタビュー調査は質問紙調査に変更することとする。
また、調査に際しては、倫理的な問題を解消するために専門業者のコンサルテーションを受け、質問紙の提示および回収・分析に関して専門業者へ委託し、調査を実施することで遅れを取り戻すこととした。

次年度使用額が生じた理由

質問紙調査数の増大による郵送および返信に関する通信費、質問紙の郵送・回収、オンラインによるデータ回収、データ整理および分析を業者に委託する費用とする。

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公開日: 2022-12-28  

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