| 研究課題/領域番号 |
20K11147
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| 研究機関 | 福岡国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
堀内 美由紀 福岡国際医療福祉大学, 看護学部看護学科, 教授 (60453148)
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| 研究分担者 |
松葉 龍一 東京工科大学, 先進教育支援センター, 教授 (40336227)
清水 佐知子 武庫川女子大学, 看護学部, 教授 (50432498)
宮崎 誠 帝京大学, 理工学部, 講師 (60613065)
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| 研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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| キーワード | 災害看護 / コンピテンシー / 臨床看護師 / 学習支援システム |
| 研究実績の概要 |
最終年度は、学習支援システムおよび学習教材の専門家レビューと、その結果に基づく修正を行った。2024年に災害支援ナースの登録や研修制度の変更があったため,フォローアップ研修で使用するには更に修正が必要となり,現在も修正の作業を行っている。 本研究は、ICN「災害看護コア・コンピテンシー Ver.2」に基づき、臨床看護師に求められる災害初動対応能力を評価し、教育支援へと展開することを目的とした。COVID-19の流行拡大により、当初予定していた被災地看護師へのインタビューやアンケートは実施困難となったが、先行研究および災害看護教育者とのレビューを通じて、過去の科研で開発した74項目の初動対応コンピテンシーとICN Ver.2との整合性を検証し、ほぼ網羅されていることが確認された。さらに、同コンピテンシーの妥当性とCOVID-19対応への有用性を検証するため、全国医療施設から抽出した25施設・看護師275名を対象に質問紙調査を実施した。72項目については80%以上の看護師が必要と回答し、役職の有無にかかわらず共通して求められる災害看護能力であることが示唆された。また、感染症パンデミックも地震・風水害と並ぶ「災害」として明確に位置付けられるべきであるとの認識が得られ、国際学会で報告した。 教育面では、9つのコンピテンシーを学習目標としたオンライン支援システムをMoodle上に構築し、県看護協会と連携して災害支援ナースの継続教育に活用した。教材にはルーブリック、サマリー、リンク集、テスト機能、掲示板等を実装したが、使用者からのアンケートおよびインタビューから、学習継続の難しさやアクセス負担も課題として浮上した。学習者の問いや学習行動を後押しするメッセージの自動対応や「定期配信」など教材環境の整備が求められる。教材は国際学会で発表され、英語版も作成済みで、国外展開も視野に入れている。
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