研究課題/領域番号 |
20K11161
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
蒲谷 嘉代子 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (50569259)
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研究分担者 |
中山 明峰 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (30278337)
近藤 真前 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (30625223)
森本 浩之 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (10847453)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 持続性知覚性姿勢誘発めまい / 前庭リハビリテーション / 認知行動療法 / ハイブリッド治療 / 無作為化比較試験 |
研究実績の概要 |
慢性めまい(持続性知覚性姿勢誘発めまい)は自然寛解が少なく長期に生活機能が低下する重大な疾患であるが、心身にわたる多因子が複雑に関与する機能性身体疾患であり、十分に効果のある治療法が存在しない。我々は、慢性めまいに対し認知行動療法や前庭リハビリを導入してきたが、その過程で、高齢者は認知行動療法など心理療法の効果がない、自主的な前庭リハビリへの取り組みを避けてしまうなどにより十分な治療となっていないことに気づいた。そこで、高齢者の慢性めまいでの有効性を高めるため、「認知行動療法的手法を取り入れた、理学療法士が指導する前庭リハビリテーションのプログラム」、心理療法と理学療 法を組み合わせたハイブリッドプログラムを開発することにした。本研究では無作為化比較試験によって、この治療法の効果を明らかにすることを目的とする。そして、高齢者の慢性めまいによる社会的損失を減らすことに貢献することを目標とする。 高齢者の慢性めまいのためのハイブリッド治療「認知行動療法的手法を取り入れた、理学療法士が指導する前庭リハビリテーションのプログラム」の無作為化比較試験の実施については、新型コロナウイルス感染症の蔓延にともない、理学療法士と患者が密接に関わる治療の研究を積極的に進める状況ではない時期があったが、現在は、密にならないよう人数を絞りつつ、実施を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍のため、患者数の減少、また患者と接触の多いリハビリを行うことを一時的に中断したため。現在は、少人数ずつ進めている状況にある。
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今後の研究の推進方策 |
コロナ禍の状況を鑑みつつ、感染対策を行った上で、少人数ずつではあるが、実施していく。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍のため、被験者のエントリー数をおさえて行っていたため、予定より症例数が減ったため。次年度には、感染対策を講じながら進めていく予定である。
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