研究課題
基盤研究(C)
本研究では筋電図を用いて,基本動作時の体幹および股関節深部筋の活動様式を明らかに,体幹・股関節を協調的に活動させるエクササイズを検証した.課題①から,下肢を上げるような基本動作では体幹や股関節深部筋が早く活動を開始することが明らかとなった.課題②では,ヨガエクササイズが体幹や股関節周囲筋の活動量が高く,機能的な身体を作るために有用である可能性が示唆された.
スポーツ医学
本研究により,体幹深部筋や股関節深部筋が身体運動において重要な役割を担っており,協調的に活動していることが明らかとなった.本結果は,リハビリテーションにおいて体幹と股関節を協調的に働かせるエクササイズが重要であることを示すエビデンスとなる。さらに,腰痛や股関節疾患に対する有用な運動療法の処方に貢献することができ,今後は本研究で示された運動療法を臨床現場での応用研究につなげることがきると考えている.