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2023 年度 研究成果報告書

関節リウマチに対するギャップ結合蛋白制御と運動療法による新規治療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20K11214
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

土田 真嗣  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10719834)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードギャップ結合 / コネキシン / 関節リウマチ / 運動療法 / リハビリテーション治療
研究成果の概要

トレッドミル走行の治療効果が関節リウマチ(RA)動物モデルの病期に影響を受けるかを検討した.関節炎期に走行させた群の関節破壊は対照群および関節炎発症前の群と比較して有意に軽度であった.関節炎期において1日30分間,12m/分のトレッドミル走行が滑膜におけるギャップ結合蛋白であるコネキシン(Cx43)発現を抑制して,関節破壊の抑制効果を示した.関節滑膜内でのCx43の染色面積は関節炎期に走行させた群で有意に小さく,関節炎スコアも良好であった.関節炎期のトレッドミル走行が滑膜に機械的刺激を加え,Cx43の発現を抑制することで関節破壊を軽減させた可能性を示した.

自由記述の分野

関節リウマチ

研究成果の学術的意義や社会的意義

研究代表者らはCx43が滑膜におけるTNF-α.IL-6,IL-1βなど炎症性サイトカインを介して関節破壊を誘導することを明らかにしてきた.しかしRAにおいて運動負荷におけるCx43の発現動態は不明であった.本研究でRA動物モデルにおいて一定の運動療法により滑膜内におけるCx43の産生を抑制し,TNF-αの発現を抑制した.また,関節炎期における運動療法によりcathepsin K陽性細胞は減少し,骨形態評価で骨破壊を抑制する効果も明らかにした.臨床上,RA患者の関節炎を経時的に評価し運動療法の施行時期や負荷量を決定することで,Cx43の発現を制御しながら効率的な治療を施行できる可能性がある.

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公開日: 2025-01-30  

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