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2020 年度 実施状況報告書

全身振動刺激による筋ホルモンirisinおよび脳由来神経栄養因子BDNF発現

研究課題

研究課題/領域番号 20K11227
研究機関弘前大学

研究代表者

藤田 俊文  弘前大学, 保健学研究科, 講師 (60431441)

研究分担者 丹藤 雄介  弘前大学, 保健学研究科, 教授 (00332495)
三上 佳澄  弘前大学, 保健学研究科, 助教 (40709143)
七島 直樹  弘前大学, 保健学研究科, 准教授 (80333730)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード全身振動刺激 / Irisin(イリシン) / BDNF(脳由来神経栄養因子) / 認知機能 / 前頭前野 / NIRS
研究実績の概要

令和2年度はコロナウイルス関連の影響により、当初予定していた計画どおり実施できていない。特に、本研究はヒトを対象とする研究であるため、感染対策等の準備および地域のコロナウイルス感染状況等を考慮し、本実験は実施しなかった。しかしながら、全身振動刺激装置を用いた運動プロトコルとして短時間で効率的に負荷を与える方法を検討し、健常成人15名に外部負荷(重錘負荷20%BW・40%BW)と振動刺激周波数(20Hz・40Hz)の組み合わせで4条件の運動時の心拍数、主観的運動強度、組織酸素化動態を比較した。結果として、外部負荷を同時に加えた全身振動刺激を用いた運動は、主観的運動強度および心拍数が高値となり、主として大腿部筋活動を向上させ組織酸素化動態に変化を与え、筋代謝の向上が示唆された。この結果を参考により効果的な運動プロトコルを検討し、次年度以降の本実験を実施予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

コロナウイルス関連の影響により、ヒトを対象とする研究に制限があり、実施可能となるための感染症対策の準備、および地域のコロナウイルス感染状況等により実施困難であった。

今後の研究の推進方策

コロナウイルス感染対策を実施済みであり、今後は当初計画していた研究計画を実施可能となっている。また、本研究から派生した内容として効果的な運動プロトコルを検討することができており、今後の研究の発展が可能となってきている。

次年度使用額が生じた理由

当初購入予定としていた前頭前野循環動態測定装置が、製造中止となったため代替品を検討したが、同性能で同程度の価格の製品はないため、研究目的にできる限り合致する安価な機器を購入した。また、コロナウイルス関係で本実験に使用予定であった備品(各種検査キット等)は購入していないため、次年度で使用予定とした。次年度計画では、研究時に使用する感染症対策の備品や採血・検査キット、謝金等で支出予定としている。また、研究結果発表や論文投稿費等も使用予定としている。

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公開日: 2021-12-27  

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