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2023 年度 実施状況報告書

筋力発揮調節能力が動作の安定性に与える影響

研究課題

研究課題/領域番号 20K11264
研究機関東都大学

研究代表者

大竹 祐子  東都大学, 幕張ヒューマンケア学部, 准教授 (70744374)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
キーワード筋力発揮調節能力 / バランス能力
研究実績の概要

令和5年度は下肢の筋力発揮調節能力とバランス能力の関係について検討する最終年度であったが、新型コロナウイルス感染の影響が依然残っており、地域の中高齢者に被験者依頼をすることが困難であった。また主任研究者自身も感染し、体調不良の期間が長引いてしまったため予定通りの遂行は不可能であった。
三次元動作解析システムおよび床反力計を用いて、筋力発揮調節能力と姿勢安定度の測定を行う。筋力発揮調節能力はPC画面上に提示した正弦波に合わせて下肢伸展運動を行った際の目標出力と発揮力の誤差の算出により評価した。発揮した力は計測ポジションでの最大下肢伸展力の30~50%とした。姿勢安定度評価指標は、立位保持中の安定性限界面積と重心動揺面積の比の対数値を用いてIPS(Index of Postural Stability)を算出した。
その結果,下肢伸展運動による垂直分力の視標との誤差とIPS値は関連した.つまり,筋力発揮調節能力の高い被験者は姿勢安定度も高い。また下肢伸展動作中のCOPの動揺面積について、筋力発揮調節能力と相関する傾向がみられている。
これらを踏まえ、地域の中高齢者を中心とした比較対象群をおき研究継続し、1年かけて完遂する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新型コロナウイルス感染の影響が依然残っており、地域の中高齢者に被験者依頼をすることが困難であった。また主任研究者自身も感染し、体調不良の期間が長引いてしまったため予定通りの遂行が不可能であった。

今後の研究の推進方策

若年健常者のデータは収集している。今後は比較対象者として、所属施設の地域連携イベントや地域の団体へ出向き、中高齢者の研究協力者を募る。被験者の健康にも十分注意し、場合によっては外部での計測も検討する。

次年度使用額が生じた理由

比較対照群の被験者謝金、計測時に必要な消耗品(赤外線反射マーカー・衣類など)、論文作成・投稿、旅費(学会参加費・交通費)等で支出予定。

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公開日: 2024-12-25  

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