研究課題
基盤研究(C)
非侵襲的脳刺激法として脳律動を変調する経頭蓋交流電気刺激法(tACS)が認知機能を強化するツールとして注目されている.本研究では,60Hz周波数帯域によるtACS刺激と単語学習トレーニングを融合させたプログラムは,偽刺激および5Hz周波数帯域によるtACS刺激と比較して,記憶再生が高い結果であった.60Hz周波数帯域によるtACS刺激と単語学習を融合させる介入は,エピソード記憶課題のパフォーマンスが保持される可能性がある.
リハビリテーション科学
非侵襲的脳刺激であるtACSと認知トレーニングを融合させたプログラムは、高齢者などの認知機能が低下した対象者の認知機能を高められる可能性が示唆された.認知トレーニングとtACSを併用したプログラムは、認知機能低下抑制に役立てられる可能性がある。