健康維持増進方法としての水中運動が近年注目されており、水中運動は関節痛を軽減しながら高齢者の有酸素能力を向上させることが報告されている、また、低酸素血症は認知機能に影響を与えることも報告されている。しかし、水中運動と認知機能改善との関連性や、呼吸器疾患の改善・予防のための呼吸器疾患患者への水中運動の応用性は未だ明らかにされていない。 本研究では、水中運動下における呼吸機能や認知機能の生理学的変化を観察することにより、高齢者や呼吸器疾患患者がより安全に水中運動を行うための、基礎的資料を提供している。
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