研究課題/領域番号 |
20K11315
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
長登 健 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 教授 (10721128)
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研究分担者 |
渡邉 貴裕 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 先任准教授 (00621731)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | インクルーシブ体育 / 学習評価 / 教員養成課程 |
研究実績の概要 |
2022年度においても、引き続きコロナ禍の影響により、教員養成大学及び体育系大学における支援ニーズの解明のためのインタビュー調査、及び学校教育現場における支援ニーズを解明するための小・中・高等学校及び特別支援学校の教員を対象とした質問紙調査は延期せざるを得なかった。コロナ禍の影響に加えてロシアによるウクライナ侵略により海外におけるインクルーシブ教育実践における学習評価に係る先行研究の成果や優良事例に関する現地調査も見送らざるを得ない状況であった。 そこで、今日の特別支援教育の制度化において、児童生徒に対する学習評価がどのように捉えられているのかについて「指導と評価の一体化」と「個別の指導計画」の作成に着目し関連文献等をもとに概観した上で、ホームページ上で公開されている体育系大学の教員養成に関する情報公開(教育職員免許法施行規則第22条の6に基づく情報の公表)から学習評価を中心として、インクルーシブ体育の授業実践に係る具体的な支援方法・方策の検討を行い、訪問可能であった大学関係者と対面での意見交換を行った。 その成果については、インクルーシブ体育の授業実践のための基礎資料として学校教育現場での授業実践における検討の一助ともなるものであるので、広く卒業生をはじめとした教職関係者に公表するため、順天堂大学スポーツ健康科学部の紀要「順天堂スポーツ健康科学研究」に投稿、採択され、第14巻第1号に掲載予定(印刷中)である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
ウィズコロナ、アフターコロナの中、研究遂行上必要な体育系大学における支援ニーズの解明のためのインタビュー調査の実施については対象大学の精選等を図りつつ、引き続き遂行していくための準備を進めているが、海外のインクルーシブ体育の評価方法の調査については、コロナ禍の影響に加え、ロシアのウクライナ侵略の影響を受け、来年度に延期せざるを得なかった。
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今後の研究の推進方策 |
ウィズコロナ、アフターコロナの中、学校教育現場のご負担を可能な限り軽減することも勘案し、学習評価に関する実態調査については文部科学省の「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査」も参考として、障害の有無にかかわらず同じ評価規準のもとで学習評価を行うために必要な学習評価の在り方を理解し、実践できるような基礎力を培うために、教員養成段階において果たすべき役割について引き続き研究を遂行していく。コロナ禍に加えロシアのウクライナ侵略の影響を受け延期してきた海外のインクルーシブ体育の評価方法に係る先行研究の調査については鋭意準備を進めていくこととしている。
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次年度使用額が生じた理由 |
2022年度においても、引き続きコロナ禍の影響、加えてロシアによるウクライナ侵略により、実施計画通りの研究遂行が困難であったため、諸調査等に係る次年度使用額が生じた。次年度には延期せざるを得なかった研究遂行のため必要な諸調査に係る予算を執行する予定である。
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