研究課題/領域番号 |
20K11451
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 文化学園大学 |
研究代表者 |
安永 明智 文化学園大学, 国際文化学部, 教授 (30289649)
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研究分担者 |
岡 浩一朗 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (00318817)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 座位行動 / 身体活動 / 行動変容 |
研究成果の概要 |
本研究プロジェクトの成果から、長時間の座位行動(座りすぎ)が高齢者の心身の健康リスクを高めることが確認された。また、高齢者の座りすぎは、近隣との交流などの社会的健康にも悪影響を与え、その結果として幸福感に影響を及ぼす可能性が示唆された。 高齢者を対象に行動変容技法(知識提供、目標設定、セルフモニタリング)を取り入れた介入プログラムの効果検証の結果、介入群(座位行動と身体活動に焦点を当てた介入)、対照群(身体活動のみに焦点を当てた介入)の両方に、座位時間の減少が示されたが、介入群と対照群の間に統計学的有意な差は認められなかった。
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自由記述の分野 |
健康科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
統計学的有意な変化は確認できなかったが、知識提供や目標設定、セルフモニタリングなどの行動変容技法を取り入れた介入プログラムが、座位時間の減少に有効である可能性が示唆されたことは意義がある。また、高齢者のメンタルヘルスに対する長時間の座位行動の悪影響について、座位行動の内容やそれを媒介する要因を含めて明らかにした点は、メンタルヘルスの維持・増進を目指す介入プログラムの作成において貴重な資料を提供する。
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