研究課題/領域番号 |
20K11470
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
門屋 悠香 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 助教 (10420879)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 浮き指 / 浮き趾 / 足底圧分布 / 足圧中心動揺 / 立位バランス / 偏平足 |
研究実績の概要 |
引き続き新型コロナウィルス感染症の感染状況に対応しながらの実施であった。初年度である2020年度に構築した、所属機関における「感染拡大の予防と研究活動の両立に向けたガイドライン」に基づく研究環境として、(1)被験者の検温を含む過去2週間の健康チェックなどを含むCOVID-19感染症対策ガイドラインに基づく実験マニュアルの徹底すること、(2)測定場所の分散・拡大すること、(3)セキュリティ制限のあるクラウド共有データベースにより被験者の状況をリアルタイムに確認できるシステムの運営を継続して研究を実施した。 まず研究①として、「浮き指のグレード化の確立」を目的とし、所有する足圧分布測定器フットビュー(ニッタ株式会社・日本製)を用いた足圧分布図をもとに浮き指の程度のグレード化を目指す研究計画に取り掛かるとともに、研究②として、(1)30秒間の両足立位姿勢での足圧中心動揺の移動距離を用いた「バランスの指標」と②土踏まずの接地面積を用いた「偏平足の指標」という2つの指標を数値化した。次に、研究①で得られた浮き指のグレードと研究②の指標を組み合わせることで、「浮き指を4タイプに分類する」ことへの発展的課題に着手した。初年度に新型コロナウィルス感染症対策下での研究環境を整えたことで、被験者の研究協力に対する安全・安心への理解が円滑に進み、計画していた男女各50名ずつの計100名200足を上回る被験者数を確保することができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウィルス感染症対策をに踏まえた新たな研究体制づくりを構築したことで、引き続き感染症対策の継続が求められたなか、安定した研究活動の実施が可能となったことで、3年目である今年度は、初年度の研究計画の実施と当初計画していた2年目の研究遂行を実現できた。次年度も研究期間を延長し、一部延期や中断となった被験者に対する研究の完了と同時に、分析および成果の公表を引き続き実施することとした。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウィルス感染症対策をふまえた研究体制を引き続き継続し、安定した研究活動の実施を実現する。2年目に移動した初年度の研究計画と3年目の研究計画はおおむね順調に進んでおり、感染状況により一部延期や中止となった被験者に対する研究を早期に完了し、引き続き進捗の遅れを取り戻す。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウィルス感染症の感染状況により、一部延期や中止となった被験者に対する研究の遂行が次年度以降へ移動することとなったことから、被験者への謝礼や研究成果の公表に関する経費が、次年度使用額となった。 次年度に延期となった研究を遂行できる見込みであることから、次年度に使用する計画である。
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