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2020 年度 実施状況報告書

疲労関連タンパク質を用いた任意型健康診断集団における疾病予測研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K11521
研究機関関西福祉科学大学

研究代表者

福田 早苗  関西福祉科学大学, 健康福祉学部, 教授 (50423885)

研究分担者 江口 暁子  三重大学, 医学系研究科, 特任講師(研究担当) (00598980)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード疲労 / 任意型健康診断 / 細胞外小胞
研究実績の概要

任意型健康断受診者における血中細胞外小胞の疲労関連成分量の測定と疲労・ストレス・生活習慣との関連性の検討
任意型健康診断受診者の血清中の細胞外小胞数を、フローサイトメトリーにて計測する。サイズ排除クロマトグラフィーカラムを用いて血中の細胞外小胞を精製し、ELISAやwestern blotting法にて細胞外小胞のタンパク質成分を定量する。また、精製した細胞外小胞からRNAを抽出し、microRNA PCR arrayを用いてmicroRNAの量を定量する。細胞外小胞のタンパク質やmicroRNA成分の定量の際には、先行研究で同定された細胞外小胞の疲労関連成分リストを用いる。定量されたタンパク質やmicroRNA量と、任意型健康診断受診者の質問表回答や健康診断に含まれる。検査数値との関連を検証し、疲労・ストレス・生活習慣・既往歴・健康診断結果の異常と関連する細胞外小胞のタンパク質やmicroRNA成分を同定する。さらに、任意型健康診断集団の中で既往歴のある対象(100例程度)と細胞外小胞のタンパク質やmicroRNA成分量との関連を解析し、既往歴の種類や血圧などの健康診断結果の異常と連動するタンパク質やmicroRNA成分の組み合わせをパターン化を現在検討しているが、症例数が少なくばらつきが大きいため年代・性別を絞った追加の症例を収集することとした。健康診断項目には生活習慣の他、既往歴、血圧、BMI、コレステロール、等の項目が含まれる質問表を追加で1000例2020年度に実施し、現在結果を解析中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

新型コロナ感染症の影響もあり、2020年度緊急事態宣言中は特にアンケート収集等の実施が難しかったため。

今後の研究の推進方策

新型コロナ感染症の影響は残っているもののデータ収集は6月以降、1回の数は少なくなったものの順調に収集できている。分担研究者とはオンライン等含め、緊密に連絡を取り研究を遂行する。

次年度使用額が生じた理由

今年度学会エントリーまでは至らなかったため。次年度学会費として使用する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Deep phenotyping of myalgic encephalomyelitis/chronic fatigue syndrome in Japanese population.2020

    • 著者名/発表者名
      Toshimori K, Fukuda S, et al.
    • 雑誌名

      Sci Rep

      巻: 10 ページ: 19933

    • DOI

      10.1038/s41598-020-77105-y

    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2021-12-27  

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