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2023 年度 研究成果報告書

慢性腎臓病症例における脳内酸素動態および認知機能と栄養学的指標の関連

研究課題

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研究課題/領域番号 20K11534
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関自治医科大学

研究代表者

大河原 晋  自治医科大学, 医学部, 教授 (50724522)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード栄養指導 / 慢性腎臓病 / 認知機能 / Body mass index / 脳内局所酸素飽和度
研究成果の概要

“慢性腎臓病症例における脳内酸素動態および認知機能と栄養学的指標の関連”の研究のまとめとして、透析療法を行っていない保存期慢性腎臓病症例では認知機能の評価尺度のMini-Mental State Examinationスコアの変化はBMI変化および脳内局所酸素飽和度変化と有意な正の関連を示すことが明らかとなり、脳内酸素動態の維持とともに栄養学的介入による体格の維持が認知機能の維持・改善につながることが明らかとなった。

自由記述の分野

栄養学 腎臓病学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本邦における慢性腎臓病症例は増加の一途をたどり、腎機能障害自体が認知機能障害の危険因子となるため、日常臨床では慢性腎臓病に認知機能障害を合併する症例の増加が問題となっている。本研究により、慢性腎臓病治療の柱の一つである適切な栄養管理を通したBMIに代表される体格の維持が、脳内酸素動態の維持とともに認知機能の維持・改善に働くことが明らかとなった。慢性腎臓病症例では、食塩およびたんぱく質の制限とともに適切なエネルギー摂取による体格の維持が認知機能障害の予防につながり、栄養指導の新たな重要性が示唆された。

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公開日: 2025-01-30  

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