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2022 年度 実施状況報告書

サルコペニアに対する積極的治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K11546
研究機関近畿大学

研究代表者

木村 雅友  近畿大学, 大学病院, 准教授 (80247973)

研究分担者 井上 敬夫  近畿大学, 医学部, 助教 (00441006)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードサルコペニア
研究実績の概要

骨格筋量の維持は、運動機能の保持だけでなく、身体の恒常性に重要な役割を果たす。超高齢化社会に突入したことで、老化により骨格筋の衰えが生じる「サルコペニア」が深刻な問題となっているが、治療法は現在のところ栄養療法と運動療法しかない。本研究では、骨格筋の発育低下や萎縮に関与するタンパク質を標的とした治療薬によるサルコペニアのより積極的な治療法の確立を目指す。
標的膜タンパク質に対するモノクローナル抗体を発現するハイブリドーマの樹立を行った。ハイブリドーマの中から、標的膜タンパク質を発現している筋芽細胞株に強い結合がみられる抗体が得られた。現在は、筋芽細胞における標的膜タンパク質のシグナルカスケードなど抗体結合の影響や抗体の有効性に関して検討を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

得られた抗体のうち、試験したものの中からは、非特異的結合を起こすものなどが存在し、現在のところ有効なものが得られていない。現在も有力なものに関して、試験を進めている。化合物スクリーニングに関しても現在のところ、有効と判断できるものは得られていない。

今後の研究の推進方策

現在、複数の抗体に関して詳細にな検討を行っており、クローニング及び細胞株におけるstable cloneを作製している。これを基にサブタイプの変更や補体活性能などを抑えた抗体を作製し、動物への投与実験へと進めていく予定である。

次年度使用額が生じた理由

実験が遅れてしまったため、その分の差額が生じている。本年度は予定実験の試薬購入のため、全額使用予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 脳卒中易発症高血圧自然発症ラットSHRSPは廃用性萎縮からの回復時にユビキチン化の亢進が遅延する2022

    • 著者名/発表者名
      井上敬夫、金澤佑治、水口信行、前西 修、木村雅友、峯 嘉宏、萩山 満、 米重あづさ、和田昭裕、筑後孝章、伊藤龍生、佐藤隆夫、伊藤彰彦
    • 学会等名
      第8回日本筋学会学術集会

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公開日: 2023-12-25  

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