循環器内科にて入院治療を受けた心不全患者20例を対象とした。血清BNP値と血清CRP、TNF-αとは正の相関傾向がみられたが、有意ではなかった。BNP≧200のsevere群では、BNP<200のmild群に比べて血清TNF-αレベル、IL-6レベルが高値の傾向がみられたが、有意ではなかった。Severe群とmild群の腸内細菌叢を比較したところ、severe群でα多様性の低下が認められた。門レベルの解析ではsevere群でファーミキューテス門やバクテロイデス門の占有率が低い傾向であった。属レベルの解析においても、severe群でdysbiosisの傾向が確認された。
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