研究課題/領域番号 |
20K11555
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
原 康洋 大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任研究員(常勤) (70568617)
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研究分担者 |
平野 賢一 大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任教授(常勤) (30332737)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | ATGL / TGCV |
研究成果の概要 |
本研究は、ATGL遺伝子に欠損がない特発性中性脂肪蓄積心筋血管症(TGCV)でもATGL発現が減少するという仮説を前提に特発性TGCVにおけるATGL遺伝子のエピゲノム研究を目的としていたが、その後、特発性TGCVではATGLタンパク量に変化がなく活性が減少していることが判明し方針を変更することとなった。 そこで特発性TGCVに関わるエピジェネティック研究のために(1)蛍光脂肪酸プローブのTGCV患者白血球を用いた長鎖脂肪酸代謝測定への有効性の検証 (2)特発性TGCVの24検体のATGLに既知SNP7個を同定(3)既存のATGL欠損のプロテオーム解析の再解析による新たな候補の同定、を行った。
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自由記述の分野 |
病態分子生物学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
(1)蛍光標識長鎖脂肪酸アナログAlexa680-BMPPがTGCV患者白血球を用いて長鎖脂肪酸代謝を見るプローブとして有効であると判断できた。(2)特発性TGCVの24検体のATGLエキソンにおいてトータル7個のSNPsが見つかったが、これらはいずれも日本人のATGLのSNPとして既知のCommon SNPでありタンパク質機能に影響を与える可能性は低いと考えた。 (3)TGCV患者由来線維芽細胞、およびATGL-KOマウス心臓のプロテオーム解析の再解析を行い、TGCV発症とATGL欠損の心臓において重要と思われる候補分子を同定した。これらは今後のTGCV研究の重要な手掛かりと考えられる。
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