研究課題
基盤研究(C)
ビタミンの膜輸送を担うタンパク質の全体像を明らかにすることを目的として実験を行い、精製したNPC1L1のN末端がビタミンKと結合することを示し、ABCG5/ABCG8がビタミンKを輸送することを示した。さらに、ビタミンEの細胞内輸送に関わるα-TTPがABCG5/ABCG8と相互作用することを示唆した。
生化学
ビタミンKの排出トランスポーターを世界で初めて同定した。また、その他のビタミントランスポーターについても手掛かりを得て、輸送の実態が明らかとなった。研究成果は、ビタミンの効率的な吸収を可能にする食品、健康食品の開発や食生活の提案への応用も期待される。