電子タバコの吸入喫煙による健康への影響についての実験科学的な研究は殆どない。本研究は、研究用タバコからタバコ抽出液を作成しマウスに電子タバコ抽出液を気管支内に一定量均一に一定期間吸入させ、正確に客観的に評価出来る系を用いて、電子タバコ喫煙による肺胞マクロファージの免疫機能への影響とアレルギー発症の関連について研究しすることは学術的に意義がある。また、アレルギー疾患は社会的にも注目されている日本国民の国民病として認識されるようになって来ている。電子タバコの影響を分子免疫学的に解明し、健康科学への影響を客観的に評価しアレルギー疾患発症の予防に役立てることは社会的に意義がある。
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