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2020 年度 実施状況報告書

健康寿命延伸を目指したグロビン蛋白質生合成シグナルの解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K11659
研究機関京都光華女子大学

研究代表者

岩中 伸壮  京都光華女子大学, 健康科学部, 講師 (80584002)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードグロビン蛋白質 / シグナル伝達 / 食品成分
研究実績の概要

酸素と結合するグロビン蛋白質は、酸素代謝能力の向上や酸化ストレスの軽減に貢献すると考えられているが、その生合成シグナルについては未解明な部分も多い。本研究の目的は、グロビン蛋白質の生合成メカニズムを明らかにし、生活習慣病予防に関わる知見を得ることである。令和2年度は、グロビン蛋白質の1種であるミオグロビンの発現解析のデータをまとめ、国際学術雑誌Physiological Reportsに投稿し受理された。この成果は、cAMPシグナルの活性化がミオグロビン発現の増加を引き起こすことを明らかにしたものである。cAMPアナログ、カフェインはミオグロビン発現を増加させたが、リアノジン受容体アゴニストによる影響はなかった。また、PKA阻害剤によって、カフェイン誘発性のミオグロビン発現は有意に抑制された。
本研究では、動物愛護の観点からマウスやラットの代替実験動物として注目されている小型魚類であるゼブラフィッシュを用いているが、COVID-19の感染拡大により実験室での実験が制限されたこともあり、令和2年度は食餌性肥満モデルを作製するに留まった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

ミオグロビン発現シグナルの解析は概ね終了したが、ゼブラフィッシュを用いた実験系の構築が遅れている。COVID-19の感染拡大によって様々な制限がかかり、予定通りに研究遂行ができなかったことも影響した。

今後の研究の推進方策

今後はゼブラフィッシュを用いた運動評価実験系の構築と評価、ミオグロビン発現シグナルに影響する食品成分の検証を行う。

次年度使用額が生じた理由

購入予定としていた機器が不要となったため。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考] 京都光華女子大学 教員一覧

    • URL

      http://researchers.koka.ac.jp/profile/ja.5de0841ca862013b.html

URL: 

公開日: 2021-12-27  

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