研究課題/領域番号 |
20K11660
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 帝塚山学院大学 |
研究代表者 |
向井 貴子 帝塚山学院大学, 人間科学部, 助手 (60701464)
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研究分担者 |
楠堂 達也 帝塚山学院大学, 人間科学部, 准教授 (00460535)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | CREG1 / ヘパトカイン / バトカイン / 褐色脂肪 |
研究成果の概要 |
本研究では、分泌型糖タンパク質CREG1が臓器間ネットワークを担う内分泌因子として広く全身性に働いていることを明らかにすることを目的とした。その結果、CREG1が環境条件や栄養状態に応じて発現し、特定臓器由来のCREG1が他の臓器の遺伝子発現に影響を与えることが明らかとなった。また、CREG1の取込みに、IGF2受容体非依存的な経路が存在することが示唆された。さらに、CREG1の発現制御機構の解析から、CREG1の発現を誘導する複数の植物由来成分を同定した。
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自由記述の分野 |
健康科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
臓器間ネットワークは多臓器生物が恒常性を維持する上で欠かせないシステムである。本研究では、CREG1を臓器間ネットワーク因子として捉え、機能解析を行い、特定の臓器由来のCREG1が他臓器の遺伝子発現に影響を与えることを示した。本研究結果は、新たな臓器間連携の解明につながる学術的に意義を有する。また、CREG1の発現を誘導する複数の植物由来成分を明らかにした。臓器間ネットワーク因子としての性質や、これまで報告されたきたCREG1の様々な生理作用を考えると、本研究成果は生活習慣病の予防・治療薬の開発基盤となり、健康長寿社会の構築に貢献すると期待される。
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