研究課題/領域番号 |
20K11661
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研究機関 | 園田学園女子大学 |
研究代表者 |
安藤 仁美 園田学園女子大学, 人間健康学部, 助教 (80782185)
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研究分担者 |
渡邊 浩子 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (20315857)
木内 佳織 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (70467504)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 食育 / 食行動 / 味覚 / 自己管理能力 / 学童期 |
研究実績の概要 |
本研究は、学童期の子どもの食に関する自己管理能力育成プログラムの検証を目的としている。本研究では、(1)学童期の子どもの味覚感度と食行動との関連を明らかにし、(2)子どもを対象にした味覚感度に着目した食育プログラムを実施する。6か月間の食育プログラム実施前後で、①味覚感度:基本4味(甘味、塩味、苦味、酸味)②食行動:栄養摂取量(BDHQ),朝食欠食,孤食の有無、③その他:体格、QOL、自己管理能力について、調査および測定を行い、食育プログラムの効果を検証する。2020年度は、学童期の子どもの味覚および食習慣に関する文献を精読した。また、先行研究を参考に調査票の項目や使用尺度を精査し、必要に応じて尺度開発者から使用許可を得た。調査票の作成にあたってはプレテストを実施し、表現の平易さや回答しやすさを確認、適宜修正した。さらに、小学校教諭の意見を踏まえ、食育プログラムの実施方法などプロトコルの修正を行った。作成した研究プロトコルについては、研究者所属機関の倫理審査委員会の承認を得ており、2020年度内に具体的な実施方法について研究協力施設と調整を行う予定であったが、新型コロナウイルス感染症の影響により、現在、調査実施に関する打ち合わせを見合わせている。今後は感染状況を見極めながら、研究協力の内諾を得た小学校の責任者とともに、子どもへの負担や学業への影響等を考慮した実施方法について打ち合わせを行い、承諾が得られ次第調査を開始する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
倫理審査委員会の承認が得られ、調査開始に向けて準備を進めているが、新型コロナウイルス感染症の影響により、研究協力施設との調査に関する具体的な調整が一時中断している。
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今後の研究の推進方策 |
調査対象地域の感染状況を見極めながら研究協力施設との打ち合わせを再開し、承諾が得られ次第、調査を開始する。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルス感染拡大により、フィールド先である小学校側との研究受け入れに関する打ち合わせが延期されているため、調査開始時期の見通しが立っていない。
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