研究課題/領域番号 |
20K11665
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 |
研究代表者 |
畑本 陽一 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 国立健康・栄養研究所 栄養・代謝研究部, 主任研究員 (90738832)
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研究分担者 |
松本 麻衣 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 国立健康・栄養研究所 栄養疫学・食育研究部, 室長 (10723661)
吉村 英一 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 国立健康・栄養研究所 栄養・代謝研究部, 室長 (70613214)
緒形 ひとみ 広島大学, 人間社会科学研究科(総), 准教授 (80455930)
川中 健太郎 福岡大学, スポーツ科学部, 教授 (80339960)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 体重調節 / 摂取タイミング / 食後の血糖値 / 時間栄養学 |
研究成果の概要 |
本研究は、食事のタイミングが体重および血糖値の調節に与える影響について2つの研究から検討した。 1.遅い食事スケジュールと血糖値の研究では、8名の被験者が早い食事と遅い食事のスケジュールをそれぞれ8日間行い、24時間の血糖値を測定した。遅い食事スケジュールでは24時間の平均血糖値が有意に高かった。2.早い初回食事摂取と減量効果の研究では、97名の成人を対象に、早い朝食時間が12週間の減量支援プログラムにおける減量効果と関連することを示した。朝食開始時間が早いグループは遅いグループに比べて減量率が有意に高かった。 これらの結果は、血糖管理や減量プログラムにおいて食事時間の重要性を示唆している。
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自由記述の分野 |
時間栄養学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これらの研究は、食事のタイミングが健康管理において重要な役割を果たすことを示している。学術的には、遅い食事が血糖値を上昇させるメカニズムの理解が進み、糖尿病予防や治療における新しいアプローチが期待される。社会的には、早い朝食が減量効果を高めることが示されたことで、効果的な減量プログラムの設計や健康教育に寄与する。これらの成果は、健康維持や生活習慣病予防のための具体的な指針を提供し、公共の健康増進に貢献する。
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