研究実績の概要 |
本研究課題では,有限マルコフ連鎖における平均性能最適化のアルゴリズムの提案を行い,提案するアルゴリズムの理論解析と情報理論における応用として, 符号器と復号器が状態を考慮することが可能である効率の良い符号の構成法を与えることを目標としている.2022年度では,定常無記憶情報源からの出力系列を 有限状態無雑音通信路を介して無歪みで伝送する場合に平均コストを最小にする瞬時復号可能な結合符号を下記のISIT2022にて発表した.それともに,有限マルコフ連鎖における平均性能最適化のアルゴリズムを用いた下記の発表を行った. [1] Ken-ichi Iwata, Hirosuke Yamamoto, "Joint Coding for Discrete Sources and Finite-State Noiseless Channels," Proceedings in 2022 IEEE Internal Symposium on Information Theory (ISIT), pp. 3340-3345, 2022, DOI: 10.1109/ISIT50566.2022.9834437. [2] 植田,岩田,山本,"Nビットの復号遅延を許容するアルファベティック符号の構成法," 信学技報, vol.122, no. 427, IT2022-102, pp.218-223, 2023年3月. [3] 植田,岩田,山本,"3ビットの復号遅延を許容するアルファベティック符号の構成法," 第45回情報理論とその応用シンポジウム予稿集, pp.121-126, 2022年11月.
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