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2022 年度 実施状況報告書

IoTエージェントモデルを応用したセキュアで透過的な情報流通基盤の設計と実装

研究課題

研究課題/領域番号 20K11766
研究機関大阪大学

研究代表者

中川 郁夫  大阪大学, サイバーメディアセンター, 招へい准教授 (70647437)

研究分担者 下條 真司  大阪大学, サイバーメディアセンター, 教授 (00187478)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードPDS / IoTエージェント / データ流通 / パーソナルデータ
研究実績の概要

2020年、2021年度の研究を受けて、2022年度は産業応用などの実用化に向けて、いくつかのビジネスケースでの応用モデルについて検討した。また、プロトタイプシステムを含む、具体的なシナリオ検討を通して、本研究で提案する新たなPDSの機能とその有用性について検討した。
サービス提供モデルの整理では、利用者 (ユーザー) によるデータ収集・保存・管理を司るPDS本体と、PDSを介してデータにアクセスすることで、ユーザーに価値を提供する第三者 (事業者) を主体とするモデル化を行った。本研究では、事業者がデータにアクセスする際に、ユーザーの明示的な同意を求めることを特徴とするため、インタラクティブ性の高いサービスシーンなどを想定した。検討においては、ヘルスケア+医療領域における応用、家電情報+エネルギー領域における応用、など、いくつかの具体的なサービスを想定しつつ、モデルの適応を試みた。
上記の検討においては、ユーザーによる明示的な同意に関わる「体験 (Experience)」についての得失や必要性の議論を行った。特に、本研究の特徴の一つとして、データ利用に関わる同意について、効果的かつ有効に「同意」得るためのユーザーインターフェースやユーザーエクスペリエンスについて検討した。
なお、本研究の実施にあたり、国内外の企業や研究者にヒアリング・検討会の実施を予定していたが、コロナの影響を受けて、出張が制限されたため、本研究プロジェクトを延長し、ヒアリング・検討会は2023年度に実施することとした。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2022年度に国内外の企業や研究者にヒアリング・検討会の実施を予定していたが、コロナの影響を受けて、出張が制限されたため、本研究プロジェクトを延長し、ヒアリング・検討会は2023年度に実施することとした。

今後の研究の推進方策

2000-2022年度の研究を受けて、国内外の研究会への参加、及び企業・研究者らへのヒアリングや検討会を実施し、フィードバックを受けて、産業応用などの実用化に向けた検討やモデル化と、その応用可能性・有効性についての検討を行う。
産業化応用の検討にあたっては、2022年度に検討したヘルスケア+医療領域における応用、家電情報+エネルギー領域における応用についての詳細検討のほか、新たなケースについても検討・モデル化を試みる。

次年度使用額が生じた理由

コロナの影響で予定していた国内外の出張が実施できなかったため。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023 2022

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] IoTエージェントモデルに基づく情報流通基盤の応用とデータエコノミーに関する考察2023

    • 著者名/発表者名
      中川郁夫
    • 学会等名
      RICC-PIoT Worshop 2023
  • [学会発表] 資源透過型広域分散コンピューティング環境のElixirによる構築2022

    • 著者名/発表者名
      大崎充博, 西内一馬, 菊池豊, 中川郁夫
    • 学会等名
      第18回地域間インタークラウドワークショップ

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公開日: 2023-12-25  

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