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2023 年度 実施状況報告書

IoTエージェントモデルを応用したセキュアで透過的な情報流通基盤の設計と実装

研究課題

研究課題/領域番号 20K11766
研究機関大阪大学

研究代表者

中川 郁夫  大阪大学, サイバーメディアセンター, 招へい准教授 (70647437)

研究分担者 下條 真司  大阪大学, サイバーメディアセンター, 教授 (00187478)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
キーワードIoT / PDS / エージェント
研究実績の概要

前年度 (2022年度) の研究を継続し、2023年度は、IoT (Internet of Things) エージェントモデルを用いた情報流通プラットフォームの産業応用及び実用化の研究・検討を行った。また、具体的なシナリオ検討を通して、本研究で提案する新たなPDS (Personal Data Store) の機能とその有用性について検討した。
サービス提供モデルは主として利用者及びそのエージェント機能、サービス提供者に分類される。前者は、利用者 (ユーザー) によるIoTデータ収集・保存・管理を司るPDSがIoTエージェントとして位置づけられ、PDSを介してデータにアクセスするインターフェース機能が存在する。後者はユーザーに価値を提供する第三者 (事業者) を主体とするサービス機能で構成される。
産業応用及び実用化の研究では、事業者がデータにアクセスする際に、ユーザーの明示的な同意を求めることを特徴とするため、インタラクティブ性の高いサービスシーンなどを想定した。検討においては、ヘルスケア+医療領域における応用、家電情報+エネルギー領域における応用、加えて、個人の移動情報・位置情報とモビリティサービスにおける応用など、具体的なサービスを想定しつつ、モデルの適応を試みた。
なお、本研究では、ユーザーによる明示的な同意に関わる「体験 (Experience)」を重視することを特徴とする。2023年度は、ユーザー体験に得失や必要性についてサービスエクスペリエンスの視点から議論を行い、その有効性を検討した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本研究の実施にあたり、コロナ禍以降、国内外の出張や視察・面談・ヒアリングが制限されたため。検討結果の報告及び評価・フィードバックに基づく議論を深めるため、本研究プロジェクトを延長し、最終の成果取りまとめを2024年度に実施することとした。

今後の研究の推進方策

2000-2023年度の研究を受けて、2024年度は、国内外の企業・研究者らへの検討報告及び評価・フィードバックに基づく議論を行い、産業応用などの実用化に向けた検討・モデル化の整理を行う。
産業化応用の検討にあたっては、2022・2023年度に検討したヘルスケア+医療領域における応用、家電情報+エネルギー領域、移動情報・位置情報+モビリティサービスにおける応用についての検討の整理と評価を行う。

次年度使用額が生じた理由

コロナの影響で予定していた国内外の出張の一部を2024年に延期したため。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2024 2023

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 透過的クラウドとIoTエージェントモデルを応用した情報流通基盤の可能性2024

    • 著者名/発表者名
      中川郁夫
    • 学会等名
      ITRC RIXX+PIoT Workshop
  • [学会発表] IoT エージェントモデルを応用した情報流通基盤の応用について2023

    • 著者名/発表者名
      中川郁夫
    • 学会等名
      ITRC RIXX Workshop

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公開日: 2024-12-25  

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