SDN におけるネットワーク制御情報をデータベースで一元管理することによってコントローラ間の同期問題を解決するとともに、ネットワーク設定状態の可視化や、異なるコントローラが混在した環境であっても同一の制御機構で制御できることを示した。本研究で取り組む予定であったデータベースシステムの構造設計、自律的に動作する機能コンポーネントおよび変換ドライバの開発についてそれぞれ目標通り実現できた。自作エンジンの応用例の一つとして、ユーザの通信挙動に基づく信頼度を指標とした経路制御エンジンを検討し、実運用に向けた具体的な機能コンポーネントについて実装した。
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