音声は言語情報だけでなく、感情などのパラ言語情報も伝達する。人同士の対話では、そのようなパラ言語情報も自然に利用することでスムーズな対話が実現されている。人と機械の間での音声による円滑な情報交換を実現するには、感情の認識が重要な枠割を果たす。音声における感情認識の性能向上を実現するために、(1) 音響的特徴と言語的特徴を併用した音声感情認識、(2) ソフトラベルを利用した感情認識モデルの学習、(3) 話題を利用した音声感情認識、(4) 音声の短区間を対象とした音声感情認識、の課題に対して、新たな手法を提案し、各手法の有効性を確認した。
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