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2022 年度 研究成果報告書

口腔内における非線形摩擦現象に着目した食感センシング

研究課題

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研究課題/領域番号 20K12018
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分61060:感性情報学関連
研究機関山形大学

研究代表者

野々村 美宗  山形大学, 大学院理工学研究科, 教授 (50451662)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード食品 / 摩擦 / エマルション / 泡
研究成果の概要

ヒトがモノを食べた時に感じる食感は多彩かつ繊細だが、これを定量的に評価し、物理的な発現メカニズムを解析する方法は確立されていない。本研究では、ハイドロゲルを用いて柔らかくて濡れているヒトの口の中の環境を模倣した口腔モデルを開発し、そこで起こる摩擦現象を解析する方法を確立した。次に、食品の基本的な剤型となるエマルションや泡の摩擦特性を評価し、一般的な潤滑特性を示すだけでなく、摩擦係数が極めて低い超潤滑状態や往路と復路でプロファイルが異なる不安定パターンを示すことを見出した。この新しい解析手法を市販の食品に応用し、摩擦ダイナミクスの観点から分類することに成功した。

自由記述の分野

界面化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

(1)学術的意義 本研究によって、エマルションや泡などの食品を構成するソフトマテリアルは動的な条件下において複雑な摩擦挙動を示すことが明らかになっただけでなく、これを解析するための物理モデルが提案された。また、摩擦パラメータを主成分分析やクラスター分析を用いて解析する方法が確立された。(2)社会的意義 本研究で提案された手法とそれによって得られる物理的なパラメータは食品の解析だけでなく、食感を設計する上で有用である。

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公開日: 2024-01-30  

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