• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

多感覚統合と支配的知覚モデルによる食感動態の推定

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20K12026
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分61060:感性情報学関連
研究機関神戸大学

研究代表者

中本 裕之  神戸大学, システム情報学研究科, 准教授 (30470256)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード食感計測 / 多感覚情報処理
研究成果の概要

触覚と聴覚により知覚される食感を推定する多感覚統合モデルを提案した。ガウス過程回帰モデルに対して食品を計測した際の力と振動、音のデータから決定した特徴量を入力し、サクサクなどの官能評価値を出力として推定した。実験を通じて官能評価の範囲の5%以下の小さな誤差で推定ができることを確認した。加えて、咀嚼の進行によって変化する食感を推定するモデルとして、計測データと過去の食感の強度から現在の食感の強度を推定する状態空間モデルを提案し、モデルの有効性を実験により確認した。

自由記述の分野

計測工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

多感覚統合によって食感を推定する方法は食感推定において新たなアプローチであり,インパクトも高い.また,時間変化を伴う支配的食感についても挑戦的な試みであり,咀嚼の開始から嚥下までの過程を対象とするOral processingの考え方に沿っている.いずれも食感を推定する新たな方法を提案できた.食感は固形食品のおいしさを決定する需要な要素とされており,食品開発においても評価のニーズがある.本研究の成果を,食感の定量化のニーズをもつ企業への技術移転を進めたい.

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi