研究課題/領域番号 |
20K12036
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
増田 修 新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 教授 (90775967)
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研究分担者 |
永井 岳大 東京工業大学, 工学院, 准教授 (40549036)
児玉 直樹 新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 教授 (50383146)
古川 貴雄 共立女子大学, 家政学部, 教授 (70262699)
栗木 一郎 東北大学, 電気通信研究所, 准教授 (80282838)
長谷川 誠 東京電機大学, 工学部, 教授 (80303171)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 質感知覚 |
研究実績の概要 |
MRI装置に備え付けの視覚刺激呈示機構に代えて、新たに外付けの視覚刺激呈示装置を設置するため、昨年度は、視覚刺激生成用コンピュータと、MRI対応のディスプレイをつなぐためのケーブルの敷設工事を行い、ディスプレイを安定的にMRI装置上に取り付ける方法を検討していたところ、新型コロナウイルス感染拡大に伴う大学構内への入構規制と、共同研究者の所属先異動に伴う物品管理上の事務手続きのため、実際にディスプレイを大学構内に搬入することができず、長期間、研究を中断せざるを得なかった。今年度後半になって、ようやく入構規制の合間の縫ってディスプレイを搬入することができた。 ディスプレイの搬入を待つ間、MRI装置内で被験者が仰臥位のまま視覚刺激を呈示するためのミラーの試作を繰り返していたが、当初作製した試作品において、材質の強度不足のため、長期間のうちにミラー板が反ってしまい安定して正確な平面を保つことができなくなることが判明した。このため、材料を見直して新たな試作品を作製し直した。この過程で、被験者が MRI 装置内で姿勢の個人差に合わせてミラーを操作するための安全対策が不十分であることが判明したため、新たな加工装置を導入して危険箇所に対策する方法を検討した。この検討過程で多数の試行錯誤が必要となったため、長期間を要した。 視覚刺激として呈示するための動画を撮影するためのカメラの固定法を検討し、様々な試作を検討した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、実験装置の製作が滞ったため。
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今後の研究の推進方策 |
実験装置の製作を進め、新型コロナウイルス感染の収束を待って、被験者を募集し、実験を開始する。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、大学への入構規制などにより、実験装置の製作が進まず、また、被験者の募集ができず実験が進まなかったため。新型コロナウイルス感染収束を待って、実験を再開する。
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