研究成果の概要 |
TCGAデータベースにあった73歳の大腸がん男性患者のVAF(変異アレル頻度)データに対してシミュレーションを行い、APC, KRAS, PIK3CA の異常をブロックしてもがん細胞増殖に影響はないが、TP53 異常をブロックしたときのみ転移細胞が増殖しないことを予測した(Nagornov and Kato, 2020)。その後、データ表現を細胞ベースからクローンベースにする事で、計算高速化を達成した(Nagornov, et al, 2020)。これまでの点変異に加え、CNA (コピー数異常)と腫瘍率を取り入れたモデルを実装した(manuscript in preparation)。
|