研究課題
基盤研究(C)
本研究では、プログラミング教育の支援を行うために、主に二つの機能の実装を行った。一点目は、学習者のプログラミング過程を記録し、教員がダイジェスト再生し視聴することのできる機能である。同機能により、教員が学生のコーディングについて効率よく指導することが可能となった。二点目は、学習者が書いたプログラム・コードについて自動的にフローチャートを作成し可視化することのできる機能である。同機能により、学習者自身が、コーディングをしながらアルゴリズムをより意識できるようになった。
学習支援システム
本研究ではプログラミング教育に関する支援を実現するシステムの開発を行った。大学等の学校教育におけるプログラミングの授業では、学生が作成し提出するプログラムの成果物を教員がチェックして指導を行うことが多く、作成過程での指導を行うことが困難である。本提案システムにおいては、学生がプログラミングを行っている様子を常に記録し、ダイジェスト再生する機能の実装を行った。これにより、教員は各学生がどこで躓いているのか、どのあたりの理解が足りないのか、といったことを個別に効率良く把握することが可能となった。