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2021 年度 実施状況報告書

「単文カードを用いた学習」を可能にする課題間ネットワークの構築

研究課題

研究課題/領域番号 20K12118
研究機関函館工業高等専門学校

研究代表者

倉山 めぐみ  函館工業高等専門学校, 生産システム工学科, 准教授 (20710867)

研究分担者 國宗 永佳  千葉工業大学, 情報科学部, 教授 (90377648)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード課題構造 / 利用実験 / 証明問題 / プログラミング
研究実績の概要

本研究では,課題の構造を明らかにし,構造間の差異を利用した課題間ネットワークの構築と課題間ネットワークを利用し,単文カードを用いた学習支援システムの改良を行う予定である.令和2年度の実施において,限られた範囲ではあるが,課題の構造分析をすることができ,課題間ネットワークを構築するための土台ができそうであることが確認できている.令和3年度の実施では,図形の証明問題とプログラミング課題について,課題間ネットワークの構築を進め,証明問題解決支援システムについては,システムの改良と利用実験を行う予定であった.しかしながら,前年度と同様に,新型コロナウイルス感染拡大防止の対応のために,予定通りに進めることはできなった.
実際に行ったのは,証明問題解決支援システムでは,すでに作成されているシステムの改善を行い,高専1年生を対象とした利用実験と高専5年生を対象とした利用実験の実施を行うことができ,システムを利用する上での問題点がいくつか見つけることができた.また,高専5年生を対象とした実験では,学習者が三角形の合同の証明の構造を正しく認識しているかどうか,システムを利用することで変化するのか否かについて調査することができた.
プログラミング学習支援システムにおいても,既存のシステムを改修し,高専2年生を対象とした利用実験を行うことができた.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

緊急事態宣言や新型コロナウイルス感染拡大のために,落ち着いて研究を進めることができなかったため,遅れた状況となっている.また,利用実験についても,事前準備にかける時間がほぼない状況だったため,実験時に多数の問題が発生し,再度やり直すことが必要となった.

今後の研究の推進方策

最終年度となる本年度については,課題間ネットワークのシステム化,システムを利用した利用実験を行う予定としているが,今までの遅れがあるため,課題間ネットワークのシステム化が完成しない可能性もあるが,限られた範囲での作成を行う予定である.

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から,各学会がオンライン開催となり,情報収集や研究成果の発表に用いる予定であった旅費がほぼなくなったため.ただし,緊急事態宣言等の解除により,3月末に研究打ち合わせのみ行えたため,1回分の申請にとどまっている.
そのため,次年度は各種システムを利用する際にサーバとして利用するPCの購入に充てる予定である.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] プログラミング学習支援システムの開発と実験利用2022

    • 著者名/発表者名
      田中遥稀,倉山めぐみ
    • 学会等名
      教育システム情報学会 2021年度JSiSE学生研究発表会

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公開日: 2022-12-28  

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