研究課題/領域番号 |
20K12289
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64060:環境政策および環境配慮型社会関連
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
荒巻 俊也 東洋大学, 国際学部, 教授 (90282673)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 静脈系インフラ / 廃棄物 / 分別収集 / 住民意識 / 収集処分 / オンラインアンケート |
研究成果の概要 |
北京市およびハノイ市においてオンラインモニターを対象に分別収集についてのアンケート調査を実施した。分別収集が始まったばかりの北京においては実行可能性や実施のしやすさといった項目と同時に、同調圧力も含めた規範意識が住民の分別実施に影響を与えていることが示唆される一方で、公的な分別収集が行われていないハノイ市においては、実行可能性や実施のしやすさの他に経済的なインセンティブ、共同体意識などが影響を与えていることが示唆された。またプノンペン市においては、浄化槽汚泥や廃棄物の収集処分システムの改善に伴う経済性や環境面での評価を実施した。
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自由記述の分野 |
環境科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
北京市およびハノイ市において、調査会社に登録しているオンラインモニターを活用して住民の意識調査を行ったが、50代、60代といった比較的年齢が高く、オンラインモニターとしては登録者が少ないと思われる層についても十分な数の回答を回収でき、異なる背景を持つ両都市において分別収集についての意識の違いを分析することができた。感染症の影響を受けながらもスマートフォンを始めとしたデバイスとインターネットの急速な普及により、途上国においてもオンラインを活用したさまざまな調査による学術的な研究が実施できた。
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