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2020 年度 実施状況報告書

遊休不動産の連携・連鎖型活用による地方都市再生スキームの構築

研究課題

研究課題/領域番号 20K12302
研究機関明海大学

研究代表者

周藤 利一  明海大学, 不動産学部, 教授 (20612534)

研究分担者 中城 康彦  明海大学, 不動産学部, 教授 (30286009)
小杉 学  明海大学, 不動産学部, 准教授 (30410856)
原野 啓  明海大学, 不動産学部, 准教授 (30848495)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード空き地 / 空き家 / ランドバンク / 都市再生法人 / まちづくりファンド / 創業支援 / 産学官連携 / 地方都市再生
研究実績の概要

1)先進事例調査として、2020年8月26日、滋賀県長浜市を訪問し、黒壁スクエアなど現地視察を実施し、第三セクター(株)黒壁の元常務取締役伊藤光男氏に対するヒアリングを実施した。8月27日、静岡県三島市の源兵衛川を現地調査し、特定非営利活動法人グラウンドワーク渡辺豊博専務理事・事務局長に対するヒアリングを実施した。
2)上山市におけるフィールドワークとして、2020年6月25日、NPO法人かみのやまランドバンク令和2年度総会に参加し、令和元年度事業報告及び決算報告、令和2年度事業計画及び予算を議論した。今年度は国土交通省の補助金を獲得できたので、空き地・空き家有効利用の具体的な事業を展開できるようになった。6月26日、現地調査を実施した。かみのやま温泉駅の東側の土地の開発構想に対しても支援を求められたことから、現地を踏査して現状を把握した。また、江戸時代の宿場町である楢下宿地域の再生に関し、現地を踏査して現状を把握した。9月4日~6日、明海大学不動産学部3年生11名が参加したフィールドワークを実施し、ランドバンクが空き地を芝生広場に造成する事業に参加し、芝生張りを体験した。11月20日、かみのやまランドバンク令和2年度理事会に参加し、事業の進捗状況の確認と今後の進め方の検討を行った。ランドバンクが都市再生特別措置法に基づき都市再生法人の指定を受けることにより、民間都市開発推進機構による支援を受けてまちづくりファンドを設立することができ、事業資金が確保できるようになった。2021年3月16日、財務省山形財務事務所の協力を得て空き家を活用しての創業支援研修会を実施し、上山市内に事務所がある金融機関から、空き地・空き家を活用して創業する人に対する支援の内容について説明を受けた。
3)玖珠町については、明海大学との連携協定を締結し、現地関係者との打合せを実施した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

1)上山市については、コロナ禍のため、対面調査など対人接触型の調査研究活動が実施できなかった。
2)玖珠町については、コロナ禍のため、現地での研究活動を開始することができなかった。

今後の研究の推進方策

1)上山市については、対面調査を実施するなど現地調査を重ねてデータを蓄積して分析するとともに、ランドバンク事業の具体化を支援する中で、地域再生スキームのあり方を検討する。
2)玖珠町については、現地での調査研究活動を本格化させて、データの蓄積と分析を実施するとともに、地域再生方策の検討を進める。

次年度使用額が生じた理由

コロナ禍のため、当初計画していた研究項目の多くを実施することができず、当該研究項目該当額については令和3年度に使用することとした。
令和3年度に繰り越した額については、令和3年度研究項目と併せて、一体的に使用する計画である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] かみのやまプロジェクト(2020年報告)2021

    • 著者名/発表者名
      周藤 利一、小杉 学、藤木 亮介、石井 大吾
    • 雑誌名

      明海大学不動産学部論集

      巻: 29 ページ: 55~76

    • オープンアクセス
  • [図書] 産官学連携によるランドバンクを通じた地方都市再生に関する実証研究2020

    • 著者名/発表者名
      小杉 学、周藤 利一、藤木 亮介
    • 総ページ数
      101
    • 出版者
      民間都市開発推進機構都市研究センター

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公開日: 2021-12-27  

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